こんにちは。阿倍野区、帝塚山のパーソナルトレーニング【グレイスフル】
トレーナーの金物谷です。
前回のブログの続きとなります。
ひざに影響を与える要素としては、たくさんありますがその一つの要素として、骨盤の傾きがあります。
(整形的にはO脚=内反ひざ、X脚=外反ひざと言います。)
通常、骨盤には若干の傾きがあります。画像①
(その骨盤の傾きが、基準となる傾きより前に傾くと前傾、後ろに傾くと後傾と言います。
ちなみにその基準となる傾き、中間位置をピラティスではニュートラルと言います。)
骨盤がどちらかに傾くことで、その上にある背骨や、下にある股関節、さらに上下の関節に影響を与えます。
鎖のようにつながり、関節に影響を与えることから、専門用語で運動連鎖と言います。
骨盤が前に傾くと、腰は反りが強くなり、股関節は内側にねじれ、ひざ関節が内側に入るX脚となります。
反対に骨盤が後ろに傾くと、腰は丸まったようになり、股関節は外側にねじれ、ひざが外に開くO脚となります。
なります。と書いたんですが、絶対に当てはまるわけではありません。もちろん例外の方もいらっしゃいます。
みなさんも、ご自身のカラダで試してみてください。
❖骨盤の前への傾きを強める ➡ ひざが内側に入り、ひざのお皿が正面より内側を向きませんか?(股関節が内へねじ れた状態)
❖骨盤の後への傾きを強める ➡ ひざが外側に開き、ひざのお皿が正面より外側を向いてませんか?(股関節が外へねじ れた状態)
背中の曲がった高齢者の方でイメージしていただくと、わかりやすいですが、
背骨は曲がり、骨盤は後ろに傾く。ひざ関節は大きく外に開き、足裏の外側に体重がかかったような姿勢になる。背中の曲がった高齢者の方にO脚が多く、ひざ関節の内側に痛みを訴えられることが非常に多いです。
これらを予防するには、骨盤を本来の傾き(ニュートラル)で保持する必要があります。
ひざ関節だけを骨格矯正のようなもので変えようとしても、意味がないのは、これまでお話しした運動連鎖の影響があるからです。
無理に矯正しようとすると、カラダの本来のつながりを無視した状態になるので、関節への負担、痛みにつながり危険です。
具体的な対策などはまた次回お伝えします!!