ブログ

肩の痛みには猫背が関係?改善の鍵は…

こんにちは。

大阪市阿倍野区にある女性専用パーソナルトレーニングジム

graceful  帝塚山 トレーナーの金物谷です。

 

今日は

「肩に違和感がある。すでに痛みがある。」
「肩が上がりにくくて心配。」
「肩を上げるとゴリゴリなるけど、痛みがでないか心配。」

という方のために書きました。

ちなみに五十肩の正式名称は「肩関節周囲炎」と言います。ざっくりした名前ですよね。

1、猫背だとなぜ肩が痛くなる?
猫背では、

◆肩甲骨の位置異常が起こり、その状態で筋肉が硬くなることで、肩甲骨の動きが悪くなる。
◆胸椎が丸まった状態で硬くなり、うまく伸びない(伸展しない)

このように「肩甲骨、胸椎の動きの悪さ」が関係します。
普通、腕を上にあげる動きでは、肩関節の動きだけではなく、肩甲骨の上方回旋や後傾、胸椎(背骨)の伸展を伴います。

ちなみに肩を180°あげる際、180°のうち60°は肩甲骨が担っています。(研究によってはもっと狭いですが。)

しかし、猫背姿勢では、肩甲骨・胸椎の動きが悪くなります。
すると動きの硬い部分を補うように肩関節に負担がかかります。

これを繰り返すことにより、肩関節に炎症を起こし痛みが出現します。

家事で洗濯物を干したり、高い位置の拭き掃除をしたりと、手を顔より高くあげる動きで痛みが出現しやすいです。

また、肩甲骨の動きが硬いことで起こる肩への負担増加は、腕をあげる時だけではありません。
腕を横に開いたり、捻じる動きにも影響を与えるため、背中・腰に手を回す動きでも同様に痛みに繋がる可能性があります。

2、肩甲骨がうまく動かないと…
肩甲骨の動きに関して、もう少し詳しく書いていきます。

肩関節は上腕骨と、受け皿となる肩甲骨からなります。
腕をあげたり、横に広げる動きでは、上腕骨の受け皿である肩甲骨が一緒に動くことで、上腕骨がスムーズに動けるよう通り道を確保してくれます。

しかし、肩甲骨の位置が悪く、動きに異常がでると、上腕骨の通り道が狭くなり、上腕骨に付着している腱などが挟まれたり、擦れたりします。
繰り返されることで炎症が起こり痛みがでて、ひどい場合、腱が切れて腕が上がらなくなる【腱板断裂】に進行することもあります。この腱板断裂ですが。特に症状を伴わない「無症候性」の方も含め、65歳以上の約半数に存在すると言われています。あとは、肩をよく使う野球選手なんかも多いです。

 

五十肩(肩関節周囲炎)と診断されている方は、ほぼ間違いなく肩甲骨の動きが悪くなっており、その中には微細な腱板断裂を起こしている方も多数含まれます。

腱とは?
筋肉が骨に付着している部分。すじになっている。

3、痛みが出ると動かせない…動かさない

肩に痛みが出ると、動かせなくなりますよね。痛みが軽くなっても恐怖心から十分動かせない人が多いです。
「動かさないと、肩の周りの筋肉や靭帯、肩甲骨は硬くなり、さらに正常な動きが難しくなり、益々動かすのが辛い」という悪循環に繋がります。肩の痛みが強くなる前から少しずつ動かしていくことが大切です。

肩が痛い場合は、冷やす、温める?
炎症を起こしたばかりで痛みも強い急性期は、冷やす必要がありますが、痛み・熱感も軽度の慢性炎症に移行している場合は、温めが有効です。
血流が良くなることで、留まっていた痛み物質も流してくれるため、痛みが軽くなることが多いです。さらに、筋肉や靭帯も温めた方が柔軟性が上がるため、ゆっくりお風呂などで温めてから動かすようにすると良いです。

 

 

4、五十肩予防には、肩甲骨の正しい動きが大切。

肩甲骨の正しい動きを引き出すには、まず肩甲骨を正しい位置に戻す必要があります。

【猫背で硬くなる肩甲骨周辺の筋肉】のストレッチは過去の記事を参考に。

猫背を肩甲骨から改善。簡単にできるストレッチ&筋トレ

 

 

 

そもそも正しい動きって…?

腕を前から上げる「肩関節の屈曲」、横から上げる「肩関節の外転」をするとき、

肩甲骨はともに「上方回旋」という動きをします。

 

※分かりやすい動画がありましたので、お借りしてきました。

この動画では、肩関節の外転を行っていますが、屈曲でも同じ上方回旋が起こります。

 

<肩甲骨を上方回旋させるときに使われる筋肉>
画像のように①僧帽筋上部、②僧帽筋下部、③僧帽筋中部、④前鋸筋がバランスよく働くことで、

肩甲骨は上方回旋(上向きに回転)します。

しかし猫背姿勢では、肩甲骨の筋肉が硬く、動きが悪くなり、肩甲骨がうまく回らないために、無理に動かそうとして、肩甲骨を引き上げる、肩をすくめるような異常パターンがよくみられます。

(画像でみると、①の僧帽筋上部が過剰に働いて、肩甲骨を上に引き上げるというのが分かりやすいと思います。)

①猫背で肩甲骨周辺の筋肉が硬く、うまく動かない。
②動かそうと無理やり肩甲骨を引き上げる。=上方回旋がうまく起こらないため、僧帽筋上部が過剰に働く。
③繰り返すことでこの動きがパターン化してしまう。

肩甲骨を引き上げる筋肉である【僧帽筋上部】は後頭部〜肩甲骨に付いている首の後ろを覆う筋肉です。
肩こりの原因になる筋肉で、この場合も繰り返し働くことで肩こりを悪化させます。

 

僧帽筋上部が繰り返し使われることで、使われにくい僧帽筋の下部・中部はどんどん働きが悪くなっていく

という悪循環に陥ります。

上方回旋の異常パターンから抜け出すには?

僧帽筋上部の過剰な働きを抑え、働きの低下している僧帽筋中部・下部の働きを高める必要があります。

僧帽筋下部のトレーニングに関しては、現在動画を準備中です。

 

猫背を肩甲骨から改善。簡単にできるストレッチ&筋トレ

こんにちは。

graceful帝塚山 

パーソナルトレーナー・理学療法士の金物谷です。

 

 

こちらの記事では、猫背の改善方法を肩甲骨に着目して書いていきます。

「肩こりをなんとかしたい…」

「姿勢が悪いのをなんとかしたい…」

このようなお悩みをお持ちの方のために書きました。改善のためのストレッチ、筋トレ動画、生活での注意点を載せていますので、ぜひ実践してみて下さい。

 

 

1、猫背になることで起こるデメリット

次のようなデメリットがあります。

肩こり、ひどい場合は頭痛
五十肩、肩関節周囲炎
頸椎症(首の骨の変形)
腰痛、脊柱管狭窄症
自律神経の不調 (冷え性、気分の落ち込み、イライラなど)

などを引き起こします。

また、自信がなさそうに見えるなど見栄えにも影響します。スタイルが良くて、おしゃれでも猫背だと印象が全く変わります。非常に勿体ないです。

「肩こりくらい誰でもあるよね。」なんて後回しにしてしまいがちですが、放っておくと肩の痛み、首や腰などの脊椎の変形につながる可能性があるので早めに対処しましょう。

 

2、なぜ猫背になるのか?
大きな原因として、生活上の癖があります。

椅子に浅く腰掛けて長時間のデスクワーク、またはスマホの使用。その他、家事などの立ち仕事も当てはまります。

経験から言うと、ひどい猫背は筋力の弱い女性に多い印象があります。

生活上の癖などから姿勢は崩れ、よく使われる筋肉・使われない筋肉ができることで筋肉のバランスは崩れ、徐々にその差が大きくなっていくことで起こります。

 

3、猫背ってどういう状態? 

簡単に説明すると、「背骨の中でも胸の高さにある胸椎という部分が、正常より丸くなった状態。」です。

もう少し詳しく説明します。「そんな説明いらんから、早く治し方教えて」という方は飛ばして下さいね。

ヒトの体は、1個ずつの背骨(椎骨)が積み重なり脊柱を形成します。脊柱は上から頚椎、胸椎、腰椎、仙骨からなり、全体でS字の弯曲を描きます。

猫背と特に関係の深い胸椎は12個の椎骨からできており、胸椎全体でゆるやかな前方へのカーブ(後弯)を描くのが理想とされています。

猫背の場合は、「胸椎のゆるやかなカーブが破綻し、主に胸椎上部~中部の丸みが強まった状態」を言います。

4、胸椎と肩甲骨、肩関節の関係

猫背の方は、胸椎が丸まっているだけでなく、肩甲骨が開いて、さらに前に傾いています。(肩甲骨の外転と前傾)さらに、肩関節は内向きに捻れて(肩関節の内旋)、巻き肩になっています。

これには、【運動連鎖】というものが関係しています。

運動連鎖とは?  

「ある関節の運動が隣り合う関節に影響を及ぼすこと。」

 

これだけだとよくわからないので、猫背の例で説明すると、

胸椎屈曲(丸まる)⇆肩甲骨外転(開く) 

胸椎伸展(反らす)⇆肩甲骨内転(閉じる)

というように、胸椎の運動が肩甲骨の運動に影響を与え、肩甲骨の運動が胸椎に影響を与える。

胸椎を丸めたら肩甲骨は開くし、肩甲骨を開いたら胸椎は丸まるという関係です。

ほとんどこのような一定のパターンにはまり、全身に存在します。(関節が硬く制限があったりすると当てはまらないこともあります。)
反り腰の人は、ひざのお皿が内向いてる人が多いです。詳しくは説明しませんが、それも運動連鎖。

猫背を治すには、ただ背骨を伸ばすだけでは不十分です。「開いた肩甲骨をしっかり閉じて正常な位置に戻すことができれば、胸椎も理想の弯曲を取り戻せます。」

5、開いた肩甲骨、内巻きの肩をどうやって改善するの?

肩甲骨が開いた状態だと、肩甲骨を開く側の筋肉が短縮し硬くなっており、反対に閉じる側の筋肉が伸ばされ筋力が弱くなっています
なので、肩甲骨がちょうど良い位置に戻るように筋肉のバランスを整えていきます。

短縮した筋肉はストレッチで緩めて伸ばし弱っている筋肉を鍛えてあげる必要があります。
肩でも同じです。

 

6、猫背改善に重要!ストレッチ・筋トレが必要な筋肉

【ストレッチが必要な筋肉】

ストレッチは筋肉を伸ばした状態で、20〜30秒ほど伸ばします。

前鋸筋

肩甲骨の裏側〜肋骨まで付着している筋肉です。

硬くなると肩甲骨が開いてしまいます。猫背の方は硬いことが多いです。

 

大胸筋、小胸筋

巻き肩の原因になる筋肉です。

 

広背筋

こちらも巻き肩の原因になる筋肉です。背中は普段意識しにくいのでしっかり伸ばしましょう。

【筋トレが必要な筋肉】
大小菱形筋、僧帽筋中部

猫背で弱くなりやすい筋肉です。動画ではダンベルを持っていますが、500mlのペットボトルなどでも大丈夫です。

 

1セット15回×3〜5セット行いましょう。

※あまり重いおもりで行うと、違う筋肉でかばってしまうので注意してください。

 

6、普段の生活で気をつけるポイント
いくら改善のストレッチや筋トレを頑張っても、日常生活で長時間背中を丸めた悪い姿勢でいたら、猫背は良くなりません。

生活では次のようなことに気をつけましょう。
①デスクワークやスマホ使用時は長時間同じ姿勢でいないように、途中休憩を入れ姿勢を変える。

一度立ち上がり、背骨を反らし伸びをしましょう。

②椅子に深めに座り、骨盤が起きる(前傾)ようにする。
骨盤を起こすことで背骨は理想の弯曲を保ちやすくなります。

 

<おすすめの方法>

「椅子に深く腰掛け、背もたれ(ちょうど腰の高さ)に丸めたバスタオルを挟む」と、腰に適度な反りができ骨盤も起きるため、猫背姿勢を防ぐことができます。

座っていて猫背になっているとき→ ×お尻の位置が浅く骨盤が寝て背骨全体で丸くなっている。

③パソコンやスマホを見る位置を高くする。うつむくと丸くなります。

 座っているときも、立っているときも少しあごを引いて頭が胸郭の真上にくるように意識すると良いです。

また、普段から肩甲骨を少し寄せる意識をもつことも大切です。
しかし、寄せようと意識し過ぎて、力が入り肩甲骨があがっているパターンや(肩をすくめる感じ。)、腰が反ってくるパターンもありますので注意しましょう。

猫背の改善には、肩甲骨の位置を正すことが重要だと理解していただけたでしょうか?
今回は肩甲骨に着目し書かせていただきましたが、肩甲骨は普段の生活でも意識して動かすことが少ないため、肩甲骨の位置異常があって、動きが硬くなっている人も多いです。この記事をきっかけに、ぜひ肩甲骨のストレッチや筋トレを始めてみてください。

 

姿勢が気になる方はこちらの記事もご参考に。

あなたの姿勢はどのタイプ?姿勢タイプ別改善法

 

 


腰痛は体幹トレーニングでよくならない?その原因は…

こんばんは。

女性専門パーソナルトレーニングgraceful帝塚山

トレーナーの金物谷です。

 

 今日は腰痛について書いていきます。腰痛は身体に関する悩みでは、かなり多く日本人の90%が一生に一度は経験すると言われています。実際、当店へお越しのお客様の中にも腰痛をお持ちの方は多いです。

 腰痛でも、腰の張り感や軽い痛みといった程度の軽いもの、脊柱管狭窄症のような強いしびれ・痛みや運動麻痺を起こす重度なものまであります。当然のことですが、できるだけ早く対処し程度の軽い間に根本から改善しておくことが大切です。

 

 

腰痛の原因は? 体幹筋の弱さ?

腰痛がある場合、マッサージを受けたり・温めたり、湿布を張ったりする方などが多いと思います。

ほかにも、【腰痛=腹筋を鍛えるべき】と体幹トレ―ニングをされる方もいると思います。

 

確かに、腹筋を含む体幹機能の低下があると、姿勢の崩れから、腰痛につながります。体幹を鍛えることで姿勢がよくなったり、腰が安定し痛みが改善することもあります。しかし、原因が“体幹機能の低下”以外にあることも実は多いです。

何かというと、関節が硬くなる。関節の動く範囲が狭くなる。つまり、可動域の制限が原因になるパターンです。しかも腰ではなく、ほかの関節の動きが悪いことで起こります。多い例としては、背骨の中でも腰の上に位置する「胸椎」、腰の下に位置する股関節」が当てはまります。

 

関節の可動域制限が腰に与える影響

胸椎猫背姿勢の方は、背骨の中でも胸椎上部が丸まり、「伸展」という反らす動きがでにくい状態です。体を起こすとき・反らすときに、胸椎がうまく反らないと、どこかの関節が代わりに動かないといけなくなります。

 基本的には上下に位置する関節が代わりをします。この場合、腰や頸椎(首)で、本来の動きを越して過剰に反らせることになりストレスがかかります。(画像②左)

 他にも、胸椎は「回旋」といって、ねじる動きもします。この動きが硬くなると、同様に腰が代わりをします。腰は構造上、ねじる動きに向いておらず、ストレスがかかります。※ゴルフやバッティングで“腰をひねって”と言いますが、あれは間違いで、実は主に股関節の動きで骨盤が動いています。

 

 

股関節:胸椎と同様、ねじる動きの回旋、体を後ろに倒していく伸展という動きの制限により、腰が過剰に反ったり、ねじれたりします。(画像右)

 

            胸椎や股関節が硬いために、腰で代償して(かばって)いる例(画像②)      

                 【赤線が硬い部位  青線が背骨の形状】

       右:股関節が硬く、「伸展」という動きが出ないため、腰を過剰に反らせてかばっています。

      中央:まんべんなく動きがでている良い状態です。

       左:胸椎が硬く(猫背になっている)、「伸展」がでないため、腰を過剰に反らせてかばっています。

 

 

各関節の主な役割

関節の役割としては大きく2つあります。

1つ目は可動性、動きを提供すること。2つ目は安定性です。関節が動く際、その土台となる部位がしっかり安定していないと、目的の動作を行えません。足場の不安定なところではスムーズに動けませんよね?

それぞれの関節には、主要な役割があります。しかも、面白いことに関節の順に安定➡可動性➡安定というように上下で交互の関係にあります。

 

 腰は「安定性」を提供するのが得意です。繰り返しになりますが、「動きを提供する胸椎や股関節の柔軟性が低下することで、腰は可動性を要求され関節にストレスがかかります。さらに過剰に動くことで腰本来の安定性は失われ、不安定になることで腰痛は悪化します。

 

 もちろん逆もあります。腰(体幹筋)の安定性が不十分であるため、代わりに安定性を得ようと胸椎や股関節を固定して使ってしまい本来の柔軟性を失ってしまうパターンです。この場合には、体幹筋トレが有効です。

 

 このように他関節の可動性低下が腰痛の原因になっている場合、当然ですが、いくら体幹筋を鍛えても効果はでません。

 柔軟性の低下した関節の動きを出してあげることが最優先です。2次的に腰(体幹筋)の安定性は低下しているので、その後、体幹筋トレの必要性はあることが多いです。とりあえずマッサージ。体幹筋トレではなく、しっかりと原因に対する対処法を選択することが大切です。

 

 

エクササイズ実践

ここからは、胸椎や股関節の柔軟性を高めるストレッチをYouTube動画でご紹介していきます。

腰痛がある場合、痛みに十分注意して行ってくださいね。

 

                 猫背予防にも有効「胸椎伸展エクササイズ」

【ポイント】

  •  猫背姿勢の方が、硬くなりやすい胸椎上部(肩甲骨の高さ)に丸めたタオルを横向きに入れる。
  • 吸う息に合わせて両手を頭上に。肋骨の動きも高まることで、より胸椎の動きが出やすくなる。
  • 腰が反りすぎないようお腹を引き締めて行う。

 

 

                 猫背予防にも有効「胸椎伸展エクササイズ②」

【ポイント】

  • 吐く息で肩甲骨あたりから背骨を起こす。あごは引いたまま、頭頂部を低く遠くに伸ばすように。
  • 手を骨盤横において行うときは、肩甲骨を一度寄せてから行う。
  • 腰が反らない、筋肉が緊張しないよう注意して行う。

 

 

       肋骨の動きが硬く呼吸の浅い人にもおすすめ「胸椎回旋エクササイズ」                

【ポイント】

  • 呼吸を意識し行い、視線は常に指先を追いかける。
  • 肩を動かすのは手を天井に伸ばすまで。それ以降は肩を動かさず胸椎のねじりで後方へ。
  • 骨盤が後方へ開かないよう、ひざ同士が離れないよう注意して行う。

 

 

           反り腰の方におすすめ「股関節伸展エクササイズ」

【ポイント】

  • 股関節の前部が伸ばされる感覚を感じながら20秒
  • 体重を前にかけていく際、上体が前に傾いたり、腰が過剰に反らないよう注意して行う。

 

 

腰痛は、姿勢の影響も大きく受けます。こちらの記事もご参考下さい。

あなたの姿勢はどのタイプ?姿勢タイプ別改善法


筋トレでムキムキにならないか心配…という女性に

こんにちは。
大阪市阿倍野区にある女性専門パーソナルトレーニング【graceful 帝塚山】
トレーナーの金物谷です。
 
 
トレーニングを始める前に、ムキムキにならないかと心配される女性は多いです。
大抵の女性が目指すのは、筋肉質なゴツゴツした身体ではなく、女性らしいキュッと引き締まった身体ですよね。
 
でも心配はいりません^_^
女性は基本的にムキムキにはなりません。
 
 
「女性がむきむきにならない理由」
 
筋肉の成長に、非常に重要なホルモン「テストステロン」が男性の1/10以下と少ないためです。
 
女性は元々、ホルモンの関係でトレーニングをしても筋肉がつきにくい体なんです。
 
週1〜2回の普通のトレーニングで、脂肪が減り適度に引き締まることはあっても、ムキムキになることはありません。
 
筋肉太りという言葉がありますが、筋肉で脚や腕が太いというレベルまで、女性が鍛えるには相当過酷なトレーニングと食事管理をしないと到達できません。

太く見えるのは脂肪やむくみがあるためです。(太いの基準は人それぞれですが。)

ただ、筋肉の付き方に偏りがあることはよくあります。例えば、O脚で体重が足裏の外側ばかりにかかっている場合では、外ももの筋肉は発達していて、内ももは筋肉が少ないなんてことはよくあります。

 
日常生活で繰り返す動きの癖、姿勢の崩れなどで、使われる筋肉のバランスが崩れ、筋肉の付き方に偏りが生まれます。
 
引き締まった美脚を作るには、これらの筋肉のバランスを見ながら、必要な部位を鍛えていく必要があります。
それに、バランスよく鍛えていくことで、見た目のためだけでなく、体のトラブルを防ぐのにも役立ちます。
筋肉の付き方に偏りがあると、関節への負担も増大します。長期間負担がかかることでひざや腰、首の関節変形に繋がります。
 
バランスよく鍛えるには、個人の体の特徴を把握して、必要なトレーニングを見極める必要があります。
 
ダイエットや体力の衰えでお悩みの方、お気軽にご相談下さい^_^

筋肉を効率的に成長させるトレーニング量と頻度について

 
久々の更新になりました。今日は筋肉の成長に重要なトレーニングの負荷や頻度について書いていきます。
 
         (画像はAthleteBody.jpさんからお借りしています。)
 
 
 
 
 
 
 

最近頂いたお客様の声をご紹介。

50代女性 目的:体力をつけたい 疲れない体になりたい

【通いだしたきっかけ】

ちょっとした運動でも疲れるようになって(駅の階段とか、買い物にでかけて歩くだけですぐ疲れてしまう。)自分の親の年齢を超えても、しっかり動ける体でいたいと思って始めることにしました。運動経験がなかったし、家でトレーニングはできそうになかったのでこちらに通うことにしました。あと家が近くて通いやすいのも理由の一つです。

 

【通ってみてどうでしたか?】

 最初の方は、私の体力に合わせて筋トレの正しいフォームや、正しい立ち姿勢、ストレッチを中心に教えて下さいました。体力が全然ないので続けられるか心配していたのですが安心しました。でも、普段使っていないところを使うからか翌日の筋肉痛は結構あってしっかり効いてる感じがして嬉しかったです。

 

【体の変化は感じますか?】

感じます。普段の生活ではそんなに疲れなくなりました。下半身・体幹の筋力がアップしたと思います。筋トレの強度も最初から比べるとだいぶ上がっていますが、こなせるようになっています。

 

【難しいと感じた点は?】

筋肉をつけるためにタンパク質が必要と教えていただいたのですが、必要な分をとるのが大変でした。もともと食が細いので食べ物で取るのが難しく、途中からプロテインをおすすめして頂きました。あと料理をあまりしなくなっていたので、少しずつ作るようにしています。

 

 

40歳代 主婦

目的:ダイエット 引き締め

【通いだしたきっかけ】

45歳を超えてから急に太りだして、健康面も心配だったのでこちらにお世話になりました。

 

【通ってみてどうでしたか?】

食事のこともすごく細かく教えていただけるので助かります。適度に食べながらでも、少しずつ痩せているので、正しい知識で続けることが大切だと感じます。自分のペースに合わせてくれるので、体力のない私には合っていると思います。周りから「痩せたな」と言われるのが今一番うれしい。

 

 

50歳代 主婦 

目的:ヒップアップとお腹の引き締め

【トレーナーの指導はどうですか?】

自分の体の癖、姿勢や歩き方なども丁寧に教えてくれるので、普段からだいぶ意識できるようになってきました。お尻の垂れ下がりも気にしていたのですが、姿勢や歩き方の影響が大きいと教えていただいて、すごく納得できました。

 

【体の変化は感じますか?】

全体的に少し締まった感じはしますが、太もも~お尻にかけてだいぶ引き締まってきました。

 

 

50歳代 兼業主婦 

目的:肩こり・腰痛がひどいので姿勢を良くしたい。引き締め

【選んでいただいた理由】

ただ鍛えるだけのトレーニングじゃなくて、自分の体に合わせてトレーニングを考えてくれるところが良いと思いました。

あと、仕事が忙しく時間が不規則なのですが、1回ごとに予約がとれるのが良いです。2カ月間集中してとかだと続けるのは無理だと思います。

 

【通っているペースは?】

大体週1回ペースですが、忙しくて通えない週があったり、週2回の時もあります。通えない時は教えていただいたことを家でもするようにしています。

 

 

 


「正しい食事管理で美しく痩せる」なら女性専門パーソナルトレーニングへ

こんにちは。

大阪市阿倍野区にある女性専門パーソナルトレーニング【graceful帝塚山】

トレーナーの金物谷です。

 

ダイエットには必須の食事制限。

最近主流の糖質制限ですが、しっかりと効果を出すためには正しい知識を身に着ける必要があります。

糖質制限ダイエットを行っていても、減量の根本にはカロリー制限があります。糖質を抜いても、それ以外で暴食していては痩せることはできません。

 

そのようなことがないように、今日はカロリーの設定・三大栄養素(糖質・タンパク質・脂質)の設定の仕方など具体的なところをお伝えしていきます。

 

 

とその前に…

体脂肪と筋肉で重さは違う?

「脂肪は軽くて、筋肉は重い。」
これは皆さんご存知だと思いますが、具体的にどれくらい重さに差があるのかご存知でしょうか?
 
答えは、1cm3あたりの重さは「脂肪で0.9g、筋肉で1.1g」
 
一見大した差がないように思えますが、
人の体の大きさになると結構な差が出ます。
 
脂肪が軽いということは、脂肪と筋肉が同じ重さなら体積が変わってきます。
数字で体積比を見ると、脂肪は筋肉の1.25倍。
 
同じ体重50kgの女性でも体脂肪が30%の方と、20%の方では、見た目が大きく変わります。
やっぱり同じ体重でも、体脂肪が多いとサイズが大きくなってしまうんですね。
 
 
「海外に比べ、日本人は体重などの数値にこだわる。」といわれています。体重の数値は指標にはなりますが、数値を追いかけることに意味はありません。
「適度に筋肉をつけて、女性らしく引き締まった体を手に入れる。」ことの方が大切だと考えます。当店では、そのようなご希望をお持ちの女性に多数ご来店頂いております。
 
 
 
1、糖質制限とカロリー制限 
ここ数年は糖質制限が流行っていて、「糖質さえ取らなければ、カロリーを気にしなくも大丈夫。」という指導をしている所もあります。
 
しかし、体重増減の基本はカロリー収支です。
消費カロリー>摂取カロリー:痩せる
消費カロリー<摂取カロリー:太る という仕組みであり、これは誰でも変わりません。
どれだけ糖質を制限をしても、それ以外のものでカロリー過多の状態になってしまっていては痩せることはできません。
 
 
◆1日の消費カロリーの計算方法
人の1日の消費カロリーは、基礎代謝と活動代謝※からなり、基礎代謝×活動レベル】で求めることができます。(大体の目安となります※1 活動レベルは下の表を参考に)
 
例)基礎代謝が1500kcal、適度な運動を行なっている【活動レベル1.7】男性の場合
 
1500×1.7=2250  
1日の消費カロリーは2250kcalとなります。
ここで計算した消費カロリーを下回るように摂取カロリーを調整していければ痩せることができます。
 
                       【活動レベル】
※基礎代謝とは
 何もせず安静に寝ていても、生命活動を維持するために必要なエネルギーのことを言います。
   個人差はかなりありますが、標準体型の男性では1500kcalほど、女性では1200kcalほどと言われています。
 基礎代謝と同等のカロリー摂取であれば、寝たまま1日全く動かなくても太らないということになります。
 
※活動代謝とは
 日常生活での動作、家事や仕事などで消費するカロリーを言います。普段から階段を使う、頻繁に歩く、スポーツを行っているなど、こちらもかなり個人差があります。活動の強さを区分けした活動レベル表(生活活動強度)を指標とします。
 
 
 
2、体脂肪を1kg減らすためのカロリー消費は?
 
体脂肪を1kg減らすのに【-7200kcal】(※1)する必要があると言われています。
 
1ヶ月に2kg痩せたければ、1ヶ月に-14400kcalすれば良いことになります。
14400kcal÷30日=480kcal   
毎日の摂取カロリーを消費カロリーより480kcal少なくすれば、計算上は1ヶ月で2kg痩せることになります。
 
 
※1  消費カロリー(基礎代謝、活動代謝)は正確な数値ではないので、実際に行う場合は、消費カロリーを推定値とし、1ヶ月の体重の減り具合で調整して行く必要があります。消費カロリーを多く見積もってしまうことがよくあります。
 
※2 脂質は1gあたり9kcalあります。体脂肪は20%が水分で、実質の脂質は80%
   1000g(1kg)×0.8×9kcal=7200kcalとなります。
 
 
 
3、理想のからだにはやっぱり筋肉が必要
 
「どんな形でもとりあえず体重を落とす」のであれば、先ほどの計算のように【摂取カロリー<消費カロリー】にすれば痩せます。しかし、「女性らしく引き締まった体」というところを目指すのであれば、減らす体重の中身が大切になります。
体脂肪を減らすのか?一緒に筋肉を減らすのか?
 
ダメな例)
カロリーを制限したことで体重は減った。→脂肪は落ちたけど、筋肉も一緒に減った。
これでは、見た目にメリハリもなく、さらに筋肉量が減ったことで、基礎代謝・活動代謝は落ち、1日の消費カロリーが減るため、リバウンドしやすい・太りやすい体質になってしまいます。筋肉量が減ると腰痛などの体のトラブルにもつながりやすくなります。
 
同じように体重を落とすにしても、脂肪は減らして、筋肉量をアップ(人によっては維持)するのとでは大きく違います。
筋肉量が増え、消費カロリーがアップすることで太りにくくなりますし、生活習慣病の予防にもつながります。こちらの方が明らかに健康的です。
 
 
 
 
ではどのようにすれば、カロリー制限で体重を減らし、その中でも脂肪は落として、筋肉量はアップ(もしくは維持)できるのでしょうか?
 
 
4、脂肪を減らし筋肉量を増やすには
 
STEP1 自分の基礎代謝、活動量から消費カロリーを求める。
 
STEP2    目標体重(1ヶ月に何Kg減らすのか?)から摂取カロリーを決める。
 
STEP3    摂取カロリーの中身となる三大栄養素を設定する。★ここが大切です。 
 
繰り返しになりますが、消費カロリーが摂取カロリーを上回ることで体重は減ります。そして、そのカロリーの中身となる三大栄養素のバランスで、体脂肪、筋肉量は増減します。
 
 
例えば、カロリー制限を行い、摂取カロリーを1500kcalと設定しても、
①三大栄養素のバランスが整った食事をした人
ファストフードのような偏った食事をした人
では、同じカロリー摂取量でも体脂肪・筋肉量には間違いなく差が出ます。(どちらも体重が減ったとしても)
 
 
⑴まず優先すべきはタンパク質
カロリーが不足することで、体はエネルギーを得るために体脂肪を分解し、さらに筋肉を分解します。
体脂肪が減るのは良いですが、問題は筋肉の分解(筋肉量の減少)です。
 
カロリー制限中にも筋肉の分解を極力抑え、筋肉量アップもしくは維持するためには、「タンパク質を積極的に取り、血中アミノ酸濃度が高い状態を保つ」ことが重要です。
 
 
◆筋肉の分解を抑えるBCAAとは?
 タンパク質の材料になるアミノ酸ですが、人の体では作り出すことのできないアミノ酸を必須アミノ酸といいます。
BCAAは必須アミノ酸で、バリン、ロイシン、イソロイシンの3種類からなり、トレーニング前後に摂ることで様々な効果が得られます。
 
<得られる効果>
筋肉の分解を抑え、合成を促進する。
②トレーニング中の疲労の蓄積、集中力維持
③筋肉痛の軽減
 
これらの効果の中でも、特に重要なのが、①「筋肉の分解を抑える」というところです。
 しっかりと筋トレを行うと、体にはストレスがかかり、筋肉の分解も同時に起こってしまいます。特にダイエット中は、カロリー収支がマイナスになっているので、筋肉の分解が起きやすい状況です。
 
★BCAAをトレ―ニング前やトレーニング中に飲むことで、筋肉の分解を抑え、筋肉量を増やす手助けをしてくれます。
 
 
タンパク質の具体的な摂取量は?
以前タンパク質の摂取量は、体重×1.5〜2gとお話しをしましたが、体脂肪を考慮したものとして、私が参考にさせて頂いているのは、
 
除脂肪体重(体脂肪以外の重さ)×2.2〜2.8g
という計算式です。こちらも研究を元に出した数値のようです。
 
※除脂肪体重=体重-体重×(体脂肪率÷100)
筋肉量の多い人には、より多くのタンパク質が必要ということになります。
タンパク質は1g=4kcalなので、タンパク質摂取量×4でカロリーを出す事でできます。 
 
 
 
⑵次に糖質量を決めます。
当店では糖質100〜120gほどのゆるい糖質制限を推奨しております。この糖質量をカロリーにすると、400〜480kcalになります。(糖質は1gあたり4kcalあります。)
 
 
⑶最後に残ったカロリーを脂質から取ります。
 比較的ハードなトレーニングをされている方はトレーニングのある日・無い日で糖質量を変える方もいます。トレーニングの日は糖質多め、脂質少なめという感じです。
 筋肉は、糖質を筋グリコーゲンという形で貯蔵しています。筋トレ後はグリコーゲンを使い切った状態になるので、トレ後に補充する目的で糖質を多めに摂ります。さらに、トレーニング後にタンパク質と一緒に糖質をとる事で、筋肉の分解が抑えられ、筋肉の合成が促進されるとも言われています。
 
 
 
今までの流れで実際に設定してみましょう!
例)体重50kg  体脂肪率30%
 基礎代謝1200kcal、運動量はほどほど【活動レベル1.5】の女性の場合
 
 
STEP1  消費カロリーを求める。
1日の消費カロリーは【基礎代謝×活動レベル】なので1200×1.5=1800
1日の消費カロリーは1800kcalとなります。
 
 
STEP2  減量目標から摂取カロリーを決める。
目標)1カ月に2kg痩せる
 
1ヶ月に体脂肪2kg落とすには、-7200(kcal)×2(kg)=−14400(kcal)となり、
−14400(kcal)÷30(日)=-480(kcal/日)
 
1日の消費カロリー1800kcalから480kcalを引いた1320kcalが1日の摂取カロリーとなります。
 
 
STEP3  カロリー中の三大栄養素を決める
 
◆タンパク質
タンパク質の摂取量は、除脂肪体重(体脂肪以外の重さ)×【2.2〜2.8g】

※除脂肪体重=体重-体重×(体脂肪率÷100)

 

なので、まず除脂肪体重を求めます。50-50×(20÷100)=40  除脂肪体重は40kg

40(kg)×【2.2〜2.8g】=88〜112g がタンパク質の摂取量になります。ここでは間をとって100gとします。

タンパク質100g×4kcal=400kcal (タンパク質1g=4kcal)

 

◆糖質の設定は「ゆるい糖質制限」を実践
ここでは120gとします。
糖質120g×4kcal=480kcal (糖質1g=4kcal)
 
 
◆最後に残りのカロリーを脂質で摂ります
【摂取カロリ-1320kcal】-【タンパク質400kcal】-【糖質480kcal】=脂質440kcal
脂質は1g=9kcalなので、440kcal÷9kcal=48g
脂質摂取量は48gが目安になります。
 
 
◇当店ではこのようにして三大栄養素の数値を決めます。
 ただし消費カロリーを含め、「これらの数値はあくまで目安なので、経過を見ながら修正していく必要があります。」
 できれば2週間単位で、体重測定やウエストなどの周径測定を行い体重の減り具合を見て調整していきます。
 
 「1カ月以上頑張っているけど、なかなか思うように体重が減ってこない。」という場合は、消費カロリーを高めに設定してしまっている可能性があります。(活動代謝を高めに見積もっている)正確な基礎代謝や、活動代謝は分からないため、やや低めに設定するとうまくいくことが多いです。
 
 また、ダイエット開始当初は、体重が予想より早いペースで落ちていくことがありますが、これは体内の水分量の減少によるものです。炭水化物は何倍もの水分を吸収するので、炭水化物を減らすことでこのような体重減少が起こります。
最初の減量ペースは続きません。脂肪を減らしていくのには少し時間がかかります。そのことを頭に入れてモチベーションをうまく保ちながら続けていただけたらと思います。
 
 
 摂取カロリーや三大栄養素の数値の把握はアプリを使用することで、簡単に行うことができます。
当店でも、アプリを使用し管理していきます。理想の身体を作るためには、トレーニングと同じくらい、もしくはそれ以上に食事管理が大切になります。上記を参考に、この機会にぜひ始めてみてください。
 
当店は毎日忙しく自分で食事管理とトレーニングは行えないという女性のためのパーソナルトレーニングスタジオです。
女性個人のライフスタイルに合わせた食事方法や自宅でできるトレーニングなども提案させていただきます。
 
 

あなたの姿勢はどのタイプ?姿勢タイプ別改善法

こんにちは。

大阪市阿倍野区にあるパーソナルトレーニング【graceful 帝塚山】

トレーナーの金物谷です。

 

今日は姿勢について書いていきます。

 人間は4足歩行から2足歩行に変わったことで、手が使えるようになり、脳を急速に成長させてきました。

しかし、2足歩行になり上体を起こしたことで、腰で「頭や上半身」を支えないといけなくなり、両腕を肩甲骨から吊り下げる必要がでてきました。脳を発達させた代償として「腰痛や肩こり」といった悩みをかかえることになったと言われています。

 

 現代ではパソコン・スマートフォンが普及し、「ストレートネック・猫背」といった悪い姿勢が増え、慢性的な体のトラブルに悩む方が増えています。姿勢が悪いと、体に不調をきたすだけでなく、見た目にも老けて見られたり、自信がなさそうにみえたりとデメリットしかありません。

 

「姿勢が悪いとよく言われる。」
「反り腰で立っていると腰が痛い。」

「猫背で肩、首が凝る。ひどいと頭痛がする。」

このような姿勢でお悩みの方は非常に多いです。当ブログにお越しの皆さんも何か姿勢に関するお悩みがあるから見て頂いていることだと思います。今日はそんな皆さんの参考になればと思い書かせていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1、姿勢改善は個人の体に合わせた方法が必要。

 姿勢の改善方法をネットで検索すると「猫背の治し方」や「姿勢を良くして腰痛改善」というようなサイトが多く見つかります。しかし、人の姿勢は、人の顔や性格が一人一人違うようそれぞれ違います。そのため、同じ悩みを持っていても対策は、人によって変わってきます。ネットでよく書かれている改善法でよくなる方はごく一部だと思います。

 姿勢は一人一人違うため、姿勢の改善は個別性の高いパーソナルなものでないといけないのです。

 

 また、まれに猫背なので背筋を鍛えましょう。という記事をみかけますが、姿勢はそんな単純なものではありません。
例えば、猫背の原因も人によって違い、原因が背筋の筋力低下ではなく骨盤の位置(骨盤を安定させる体幹筋など)や肩甲骨、ひざにあることも少なくありません。他の部位をかばってバランスを取るために背骨を丸めていたというパターンです。この場合、背骨での代償の原因がどこにあるのか見極めない限り猫背が改善することはありません。

 人の体には、全身のつながりがあります。背中が丸くなっているから、背骨を伸ばす筋肉を鍛える。ではなく全身のバランスを考えた上で改善策を考える必要があります。

 

 

 

2、人が姿勢を保つ仕組み

 骨が積み木のように積み上げられ、人の骨格は成り立っていますが、骨は積み木のように接触面同士が平らなものばかりではありません。ひざや股関節などは、骨同士の接触面が丸く、非常に不安定な形状をしています。接触面が丸いものを積み上げるのが難しいように、人の体でも繊細なコントロールが必要となります。

 人の体でそれを可能にしているものの一つが、関節周囲を取り囲む筋肉です。筋肉が適切に働くことで前後左右の不安定さに対応し、一定の姿勢を保つことができています。本当に繊細なバランスで姿勢は保たれています。

 

 人の姿勢を保つ機能は、姿勢の崩れをセンサーである感覚器(筋肉や関節周りにたくさんあります。)が感知して、筋肉に命令を出し、姿勢を正すといった仕組みです。人の体はその流れを無意識化で繰り返し行っています。

 ただ、日常的に姿勢が悪い状態が続くとそれが普通の状態になり、自分の姿勢の崩れに気付かなくなってしまいます。
当店でもパーソナルトレーニングの体験時に「姿勢チェック」のため撮影を行いますが、自分の姿勢を客観的にみて驚かれる方も多いです。

 

 

 

3、姿勢が悪いとこんなデメリットが
次に姿勢が悪いことで生じるデメリットについて書いていきます。

この記事を読んでいる皆さんは、すでに体感済みかもしれませんね。

 

<デメリット>
◆血流が悪くなり、足の冷えやむくみの原因になる。
◆一部の筋肉が緊張し肩こりや腰痛に繋がる。
◆関節に負担がかかり、痛みや関節の変形に繋がる可能性がある。

◆腸など内臓の機能低下に繋がり太りやすくなる。
老けて見られたり、自信がなさそうに見える。
 姿勢が良くなることでこれらのデメリットは解消することができます。

 

 

4、正しい姿勢について知ろう

正しい姿勢といっても、ただ背筋がビュッと伸びていれば良いというわけではありません。

 

①骨の指標になる部位(赤・青丸)が一直線に並んで配置している。

②背骨が緩やかなS字の弯曲を描いている。

 これらが良い姿勢の条件となります。ただこれは安静にして立っている時の姿勢です。本来良い姿勢と言うのは、無駄な力が入らず、さまざまな動きに柔軟に対応できる体の状態だと考えます。

 

 

 

5、自分の姿勢について知ろう
当店で行なっている姿勢チェックは、先ほど説明した通り、骨の指標となる部位にシールを貼り、写真を撮って行います。

まず、姿勢パターンを見分けるのには骨盤の傾きを知ることが重要となります。

 

骨盤の傾きの見分け方)

①素足で壁から5cmほど離れ真っすぐ立ちます。(特別姿勢を意識せず)

②頭・背中・お尻を壁につけ、壁と腰の隙間に手を入れます。

 

手のひらがちょうど1枚分入るという方…骨盤の傾きが理想的な状態です。(ニュートラルといいます)

➡正常姿勢に近い、比較的きれいな姿勢を保てている可能性があります。

 

手のひらが入らないという方…骨盤が後ろに傾いている状態です。(骨盤が後傾している)

➡姿勢タイプ:⑴後弯平坦型、もしくは⑵平背型の可能性があります。

 

手のひら1枚以上大きな隙間があるという方…骨盤が前傾した状態です。(骨盤が前傾している)

➡⑶後弯前弯型の可能性があります。

 

※注意:すべての方が書いてある姿勢タイプに当てはまるわけではありません。姿勢にはいろいろなバリエーションがあります。ここでは一般的に多いものとして書いています。

 

 

 

⑴後弯・平坦型姿勢(スウェイバック)とは?

<アライメント>
‣骨盤が後ろに傾いた(後傾)状態で、前方に移動している。

★壁に背を向けて立つと、骨盤が前に移動しているため、背中が先につき、お尻がつかない。

 

‣骨盤が前方、上半身が後方、頭が前方に位置する。体のパーツを前後に振り分けるように位置する。

‣背骨のS字弯曲は崩れている。

 腰は前弯を失い平坦に。その上部の胸椎~頸椎※1はゆるやかなカーブ(後弯)を描く。

※1背骨の中で胸~首にあたる部分

 

<特徴>

☑姿勢を保つのにあまり筋肉を使っておらず、靭帯など筋肉以外の要素に頼って立っています。

 (電車で立っている疲れたサラリーマン、ライ〇ップBeforeみたいな姿勢)

☑頭が前に出ているので、後頭部~肩甲骨にかけての筋肉が緊張し、首や肩がコリやすい。

☑骨盤が前にでて、さらに筋肉をあまり使わず立つのでポッコリお腹やお尻の垂れ下がりが起こりやすい。

 

 

 

⑵平背型(フラットバック)

<アライメント>

‣骨盤が後傾している。

‣胸椎下部~腰にかけて平坦(フラット)で、その上部は緩やかなカーブを描く。

‣頭が前方に位置する。

 

<特徴>

☑背骨に正常なS彎曲がなく、真っすぐなので一見姿勢が良いと勘違いされやすい。

☑背骨(腰)に弯曲がないことで衝撃吸収がうまく行えず、ヘルニアなどの腰や首のトラブル

 につながりやすい。

 

 

 

⑶後弯前弯型(反り腰)

<アライメント>

‣骨盤が前傾し、お尻が後方に突き出ている。

★壁に背を向けて立つと、背中より先にお尻がつく。

 

‣腰椎の過剰な前弯(反り腰)、胸椎の過剰な後弯がみられる。

※胸椎の過剰な後弯がみられない場合も多い。(シンプルな前弯型もある)

‣頭が前方に位置する。

 

<特徴>

腹筋群の弱い女性に多く、だいたいの方が腰に張りや痛みを感じる。腰痛持ちが多い。

肥満体型の方、妊娠をきっかけにこの姿勢になる方も多い。

 (胎児の重みを支えきれず、バランスをとるため。出産後も治らずこの姿勢のままの方も多い)

☑頭が前に出ることで、首や肩が凝る。

 

※注意:何度も繰り返しになりますが、これらの姿勢はよくあるパターンではあるのですが、全ての方がこのどれかに当てはまるわけではなく、姿勢タイプが混ざっていることもよくあります。

 

 

6、姿勢を良くするにはどうすれば良い?

姿勢タイプ別対策を知っていただく前に、

「姿勢が悪くなる原因」「どうやって姿勢をよくしていくのか?」について書いていきます。

 

◇姿勢が悪くなる原因

は、生活の中でのちょっとした癖、無意識のうちに身についてしまった動き(動かしやすい方向への繰り返しの運動)などから、

「特定の筋肉ばかりが使われ、筋肉が緊張してしまい、さらに使われにくい筋肉が機能しなくなり、筋力低下を起こす。」

といった筋肉のバランスが崩れることで起こることがほとんどです。

 

 筋肉は運動をスムーズに行うため、表側の筋肉を使う(収縮する)と、裏側の筋肉(拮抗筋)が緩んで伸ばされるという性質を持ちます。この働きにより、過剰に働く筋肉は段々と緊張を強め短縮し、その裏側にある筋肉は緩んで伸ばされてしまい筋力が落ちていく。※筋肉は本来の長さから伸ばされ過ぎると筋力を発揮しにくくなる。

このアンバランスが強くなっていくことで姿勢は悪くなっていってしまいます。

 

 

◇では、どうやって姿勢をよくしていくのか?

 「過剰に働いている・緊張し縮んでいる筋肉」をストレッチなどで、しっかり伸ばして緩めると同時に、その裏側にある「伸ばされ筋力が低下した筋肉」がしっかり機能するようトレーニングを行う必要があります。

骨盤矯正・O脚矯正なども整体でよくみかけますが、骨の並びを整えても、それを支えている筋肉がバランスよく機能していないとまたすぐに元に戻ってしまいます。

 

そういった意味でも、

「個人の体に合わせた筋力トレーニングやストレッチで、筋肉のバランスを整えることができるパーソナルトレーニングは有効」だと考えます。

 

 

 

 

「姿勢も気になるし、トレーニングをそろそろ頑張らないとな…」とは思っているけど忙しくて…という方に
 
自宅に居ながら、パーソナルジム同様の効果が得られるサービス 
 
「オンラインパーソナル」
 
★ビデオ通話を使うため、日本中どこからでも受けていただけます。
 
ご興味がある方はこちら

 

 

 

 

7、姿勢タイプ別対策

ここからは、姿勢タイプ別対策について説明していきます。

☆体の中心にある骨盤は、良い姿勢を保つのに特に大切で、上下に位置する背骨・下半身のアライメント(骨の配置)に大きな影響を与えるため、ここでは骨盤を中心に対策を書いていきます。

 

画像でみていただくと、骨盤が前後に傾く仕組みがわかりやすいので、画像を見ながら説明を読んでください。(左側が前方、右が後方でお尻側)

赤矢印が短縮、もしくは過剰に緊張した筋肉青線が伸ばされ弱くなった筋肉です。

短縮もしくは過剰に緊張した筋肉、そして弱く機能しなくなった筋肉があることで、骨盤には画像の赤矢印のような回転方向の力が働き、骨盤は正しい傾き(ニュートラル)を保てなくなります。★強い筋肉の方向に骨盤が引っ張られる。

 これらの筋肉のバランスを整えるためには、短縮・緊張した筋肉は、しっかり伸ばす必要があるため、ストレッチを行い。弱く伸ばされた筋肉は、鍛えてあげしっかり機能する状態にしてあげる必要があります。

 

 

⑴後弯平坦型(スウェイバック)の場合、「骨盤の前方移動も伴いこの画像の通りの筋バランスにはなりません」ので最後に説明します。

 

⑵骨盤後傾パターンである平背型(フラットバック)(骨盤の画像:右)

<短縮・緊張する筋肉> 

骨盤の前方から上方へ付着する【腹筋群】 骨盤の後方から大腿骨後面に付着する【ハムストリングス】

 

<伸ばされ弱くなった筋肉>

骨盤の前方から大腿骨前面に付着する筋肉【大腿直筋、特に腸腰筋】 

骨盤の後方から腰椎に付着する【背筋群】※伸ばされはするが弱くはならない。

 

【ハムストリングス】のストレッチを動画でご紹介。

 

骨盤を立てる筋肉【腸腰筋】の筋トレを動画でご紹介。

 

 

⑶骨盤前傾パターンである後弯前弯型(骨盤画像:左)

<短縮・緊張する筋肉> 

骨盤の前方から大腿骨前面に付着する筋肉【大腿直筋、腸腰筋】 骨盤の後方から腰椎に付着する【背筋群】

 

<伸ばされ弱くなった筋肉>

骨盤の前方から上方へ付着する【腹筋群】 骨盤の後方から大腿骨後面に付着する【大殿筋・ハムストリングス】

 

【腰背筋】のストレッチを動画でご紹介。

 

【腸腰筋・大腿直筋】のストレッチを動画でご紹介。

 

【腹筋群】の筋トレを動画でご紹介。

 

 

最後に

 ⑴後弯平坦型(スウェイバック)

骨盤の前方移動を伴い、筋肉をあまり使わない脱力姿勢であるため、筋力低下を起こす筋肉が多い。

 

<短縮・緊張する筋肉> .

骨盤の後方から大腿骨後面に付着する【ハムストリングス】

 

<伸ばされ弱くなった筋肉>

骨盤の前方から大腿骨前面に付着する筋肉【大腿直筋、特に腸腰筋】 

骨盤が前方に移動することで、【大殿筋】※伸ばされはしないが弱くなる。

              【腹筋群、特に外腹斜筋】

 

 

ハムストリングスのストレッチ、腸腰筋の筋トレは上の動画を参考に。

【外腹斜筋】の筋トレを動画でご紹介。

 

【大殿筋】の筋トレを動画でご紹介。

 

対策については以上になります。くれぐれも痛みに注意して行ってください。

ここにあげるものは姿勢改善のためのごく一部の対策です。

 

姿勢を良くして、「肩こりや腰痛を軽くしたい。」「いつまでも良い姿勢で若々しくいたい。」という方、ぜひ、当店へお越しください。

 パーソナルトレーニングでは個人の体に合わせた、オーダーメイドのトレーニングを受けることができます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 


ゆるい糖質制限に+α ダイエット効果を高める腸内細菌の力

こんばんは。

大阪市阿倍野区にある女性専門パーソナルトレーニング【graceful 帝塚山】トレーナーの金物谷です。

 

今日はここ数年注目されている腸内環境について書いていきます。

「ダイエットをしているけど便秘で悩んでる。」という方にはもちろん、「毎日便通があるし便秘とは無縁。」という方にもぜひ読んでいただきたいと思います。毎日便通があっても腸内環境が良い状態とは限りません。

 

腸内環境を整えることで痩せやすい体を作ることができ、ダイエットをより効率よく、健康的に行うことができます。

逆に腸内環境が悪ければ、太りやすい体質となり食事制限・筋トレを頑張っても効果は出にくくなってしまいます。

さらに、免疫力アップ、アレルギーの改善、精神面の安定など、腸内環境を整えることでさまざまなメリットが得られます。

 

糖質を摂らないということだけに焦点がいき、食べない・減らすだけのダイエットになってませんか?

一時的に痩せても、太りやすい体質になっては意味がありません。摂るべき食材を取って腸内環境を整え、健康的に痩せるダイエットを学びましょう。

「リバウンドしない痩せ体質に。」そのヒントが腸内環境にあります。

 

 

まず、腸内環境を整えるメリットについて

1、太りにくい、痩せやすい体質になる。

2、美肌効果 ニキビや吹き出物のないきれいな肌に

3、免疫力アップ、アレルギー症状の改善

4、精神面が安定し前向きな気持ちになる。(幸福感)

 

 

ここでは、「1、太りにくい、痩せやすい体質になる」について説明します。

腸内細菌は、大きく分けて善玉菌・悪玉菌・日和見菌の3種類に分けられます。この中でも最も数が多いのは日和見菌で、

「日和見菌は善玉菌が優位な時は善玉菌に加担し、悪玉菌が優位な時は悪玉菌に加担する。」

という特徴があります。

 

日和見菌は、悪玉菌に加担する「フィルミクテス門」(※ここでは簡単に【デブ菌】という言い方をします。)

と善玉菌に加担するバクテロイデス門」※【やせ菌】というグループに分けられ、やせ菌は『乳酸菌生産物質』を生産します。

 

<乳酸菌生産物質の働き>

脂肪をため込みにくくなる。脂肪蓄積の抑制

食欲を抑えてくれる。摂食中枢に働きかけ食欲を抑制する。

インクレチン※の分泌を促す。

※やせホルモンと例えられるホルモンで、腸からの食べ物の吸収を緩やかにする働きがあります。

 

「痩せやすい体質」の秘密は、上記のような乳酸菌生産物質の働きによるものです。

善玉菌が優位な腸内環境を作ることで、やせ菌の働きが高まり、やせ菌は乳酸菌生産物質を生産します。

では、どうすれば善玉菌優位な腸内環境を作ることができるのか?

「食事」と「生活習慣」からみていきます。

 

 

腸内環境整える食事

「善玉菌が優位な環境」=「痩せ菌が加担してくれる環境」を作るために有効な食品をご紹介していきます。

 

プロバイオティクス(生きた乳酸菌をとる方法を言います)  

『発酵食品を積極的に摂る』

動物性乳酸菌 :ヨーグルト、チーズ、発酵バター

植物性乳酸菌 :納豆、ぬか漬け、キムチ、味噌など

 

”生きたまま届く乳酸菌”などと謳った商品もありますが。

実際、胃を通過する段階で大半の乳酸菌が死滅してしまいます。じゃあ効果はないのか…?

いえ、そんなことはありません。乳酸菌は死んでいても、腸内環境を改善してくれます。実は菌が生きていようが死んでいようと関係ないので、生きている菌にこだわる必要はありません。

 

 

◆市販の発酵食品【キムチ】に注意。

スーパーなどで手に入るキムチには、発酵させていない、それっぽい味に見せかけたものが多いということをご存知でしょうか?キムチ風味の浅漬けという感じで、旨みや酸味を添加物で補っています。

 

発酵させて作るのには、時間、手間がかかり大量生産には向いていません。それに発酵させたものは、どんどん発酵が進み日持ちしないため、売る側からは都合が悪いんです。

 

そんな添加物だらけのキムチを食べても腸に良いわけがありません。発酵させたキムチの方が味もよく、腸にも良いのでよく選んで買うようにしましょう!

 

 

発酵した正式なキムチの選び方。

・韓国直輸入  キムチくんマークがある。

・原材料に添加物が含まれていない。(増粘剤、酸味料など)

・オキアミ(小エビの塩辛)が使われている。

※きちんと発酵させたキムチは、時間が経つと発酵が進むので酸味が増してきます。

 

 

 

プレバイオティクス

(腸内善玉菌のエサとなるものを摂り、善玉菌を元気にする方法。)

『水溶性食物繊維を積極的に摂る』

海藻類やキノコ類、もち麦、アボガド、オクラ、山芋、納豆などに含まれています。

(詳しくはブログの食物繊維の回をご参考に。)個人的には、主食のご飯にもち麦を1:1で混ぜる方法が続けやすくおすすめです。

 

『オリゴ糖を摂る』

 大豆、玉ねぎ、ごぼう、バナナなどに含まれています。

但し食品に含まれている量は微量なため、十分な効果を出すには、栄養補助食品やサプリメントから摂るのが効率が良いです。粉末のオリゴ糖も摂りやすくておススメです。

 

☑最近は、先述したやせ菌が作り出す【乳酸菌生産物質】をサプリにしたものも出ており、腸内環境を直接的に改善してくれます。そのようなサプリを利用するのも良いかと思います。

 

 

 

 

「悪玉菌が優位な環境」=「デブ菌が加担する環境」にしないため、注意したい食べ物。

高糖質、砂糖を多く使ったもの

肉類(特に赤身)

揚げ物など高カロリーなもの

※これらは絶対食べてはいけないというわけではなく、あくまで食べ過ぎないよう注意が必要ということです。これらの食品を食べるときは、事前に食物繊維を多くとるよう心掛けましょう。

 

<肉類の摂り方について>

筋肉量を増やしたり体型を維持するのに、たんぱく質は必須ですが、肉類に偏ってしまうと、悪玉菌優勢になり、腸内環境は乱れてしまいます。

牛肉(特に赤身肉)<豚肉<鶏肉<

の順に腸内環境悪化への影響は少ないと言われています。

1日のたんぱく質摂取を肉類と魚類で1:1になるよう意識してみましょう。きっちりでなくても大丈夫です。肉類を多く食べた翌日は魚を意識するといった具合です。

また、牛肉をたくさん食べる時は、事前に水溶性食物繊維、オリゴ糖、発酵食品をたくさん取るよう意識しましょう。植物性たんぱく質(豆類)も混ぜるとより良いです。

 

 

 

腸内環境を整える生活習慣

たとえ食事で発酵食品や食物繊維を摂っても、冷えなどで腸自体の働きが低下していると、腸内細菌の働きも低下してしまいうまく効果はでません。

 

 

◆朝一番コップ1杯の水を飲む。朝ごはんを食べる。

胃結腸反射といい、胃に食べ物や飲み物の重みがかかることで反射的に腸の蠕動運動が活発になります。

 

◆ストレスを溜めない、リラックスできる時間を作る。

身体がストレスなどで緊張状態になると交感神経が優位になり、※脳や筋肉への血流が増え(※これは、ヒトが外敵から身を守るため昔から持っている機能です。)、胃腸への血流は減ります。逆にリラックスした状態では、胃腸への血流は多くなり胃腸の働きが高まります。普段からストレスを溜めない方法の実践や、リラックスできる時間を作るようにしましょう。

 

◆適度な運動を行う。

血流改善による体温上昇、ストレス発散による腸内環境の改善効果が期待できます。

ウォーキングは負荷も弱く続けやすい上、気分転換にもなるのでおススメです。歩幅を少し広め、速めに歩くことでふくらはぎの筋肉も使われ血流が良くなります。

※ふくらはぎの筋肉は第二の心臓と言われ、血液の循環に重要な役割を果たします。

 

◆ゆっくり湯船につかる

ゆっくり体を温めることで血流は良くなり、腸の働きが高まります。蠕動運動が活発になります。シャワーで済ませてしまう方はぜひ試してみてください。良質な睡眠も得られます。

 

 

 


...10...1415161718...