あの人の肌がキレイなのはなぜ?ビタミンカスケード理論

こんばんは。
大阪市阿倍野区にある女性向けパーソナルトレーニングジム
グレイスフル帝塚山トレーナーの金物谷です。
 
前回、ビタミンB群の重要性について説明しましたが、今日はその続きでビタミンカスケード理論について説明していきます。
 
タイトルと内容の乖離が少しありますが進めます。
 
聞き慣れない言葉ですが、
ビタミンカスケード理論とは?

カスケードとは
日本語訳では「階段状に連続する滝」を意味します。

ビタミンの段々の滝?これだけでは意味わかりませんよね。ビタミンCを例に説明すると、

まず、ビタミンCにより得られる効果として
・免疫力の向上
・コラーゲン生成を促す
・活性酸素の除去   などがあります。(他にもたくさんの作用があります。)

でも、これらすべての効果が得られる訳ではありません。体内のビタミン量には限りがあるからです。

そして、ビタミンが使われる作用の優先順位は人によって違います。

 
ビタミンカスケード理論では、
「得られる効果」→「滝の段」に例えられ、
「流れる水」→「ビタミン」に例えられます。
滝の上段に位置する効果が、優先順位が高いものになります。
一番上なので水量が多い、つまりビタミンが十分あるので、しっかり効果が得られるというわけです。
 

そして水は下に流れるにつれ少なくなっていく。ビタミンは上段で使い果たされ、最下段はほとんど残っておらず、効果が得られにくいということになります。

例えば
Aさんは、免疫力の向上にビタミンCが優先的に使われ、コラーゲン生成は後回しになる。
 
Bさんは、活性酸素の除去が優先順位が高く、免疫力向上は後回し。
 
といった感じです。
 
これはかなり極端な例ですが、遺伝的な要因で、同じようにビタミンを摂取していても、このような個人差として現れるということのようです。
 

言うまでもないですが、皆さんできるだけ多くの効果を得たいですよね。

そこで、下段にまで水を行き渡らせるために、水量自体を増やす必要があります。つまり、ビタミンを沢山取りなさい。とこの理論では勧めています。メガビタミンと言ったりします。
 

推奨量以上です。でもそんなに取って大丈夫?と心配になりますよね。

ビタミンはたしかに取りすぎると、過剰症状がでるものがあります。

 

でも、ビタミンには水溶性と脂溶性があり、水溶性は水に溶ける性質から体に余計な分は、尿として排出されるため過剰になることはありません。過剰症を引き起こす可能性があるのは脂溶性です。

ちなみに、
水溶性はビタミンB.C
脂溶性はそれ以外のビタミンA.E.D.Kなど

 

ダイエット中のビタミン摂取

 
野菜から十分なビタミンを取るためには、膨大な量を取らないといけなくなります。
もちろんダイエット中なので、タンパク質も優先的にしっかり取る必要があり、そんなに食べられないという方も多いと思います。調理時間やコストを考えても効率が悪いですよね。
となるとサプリがオススメです。コストや手軽さを考えるとやっぱり便利です。水溶性に関しては、取りすぎの危険もないですし。
 
あと、補足ですが、
ビタミン不足の原因は偏食だけでなく、野菜自体の栄養価の低下もあるようです。昔ほどビタミン、ミネラルが取れないそうです。野菜選びも大事ですね。
 
 
【最後に】
科学的根拠という視点からみたビタミン

「ビタミンCの大量摂取により、
風邪の予防、罹患期間の短縮(治りが早くなる)
癌の予防、治療
心血管疾患の予防    などの効果が得られる」とする研究がある一方、批判的な研究も沢山あります。

現在のところ、ビタミン大量摂取による効果の科学的根拠は十分ではないようです。

個人的な意見としては、
サプリメントによる効果を鵜呑みにし、
「沢山取ったら絶対良くなる!」と過度に期待するのではなく、

あくまで、食事の穴埋めとしてサプリメントを利用するのが良いかと思います。ビタミンが不足することで起こるデメリットはたしかにあります。

食事制限中は食べるものにも偏りが出やすいため、特に注意するべきです。それにトレーニングを行うとより多くのビタミンが必要になります。(ビタミンB、Cはエネルギーを生み出すのに必要なため)

ビタミンが不足しないようサプリメントから効率よく摂取するのは良いと思います。

 
糖質や脂質などの代謝に関わりダイエットに重要なビタミンB群、
コラーゲン生成、メラニン生成抑制などで、肌のくすみやシワ、たるみといった美容にも関わるビタミンC
 
女性にとっては欠かせないビタミンです。不足しないようしっかりとりましょう!
 
 
 

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