Bさまのお悩み:
どうしても糖質が多くなってしまう
こちらのお悩みから、勘違いされないよう先にお話ししておくと
闇雲に、「糖質を摂ってはいけない」と言っているのではありません。
「三大栄養素のバランスが崩れてしまうため、糖質の調整が必要」という話しを、ここではしています。
大手ジムが行なっているようなスーパー糖質制限は、当店では行なっていません。
だからといって、カロリー内だったら炭水化物をいくら食べても良いというわけでもありません。
※炭水化物=糖質+食物繊維
※炭水化物=糖質+食物繊維
摂取カロリー内の三大栄養素のバランス(タンパク質・脂質・糖質)が大切になります。
痩せる目的があり、カロリーの上限が決まっている以上、糖質の摂取量が多い状態だと、
①カロリー内に抑えるためには、ほかの栄養素(タンパク質・脂質)を減らさざるを得ない
もしくは、②カロリーの上限を超えて、タンパク質など他の栄養素を必要量摂る。(ボディメイクをする上でタンパク質は絶対必要なので。)①か②しかなくなります。
繰り返しになりますが、
「糖質を摂ってはいけない」のではなく、「三大栄養素のバランスが大切」なんです。
ここでBさまのお悩みに戻ります。※実際のやり取りです。
問題点:
特に忙しい時に、簡単に食べられる炭水化物に偏ってしまっていたこと。
解説:
子供の世話が忙しい朝食に、炭水化物を摂りすぎる傾向がみられました。
(食パン・菓子パンだけなど)
解決策: そこで提案したのは、2つ。
①メインおかずをしっかり食べて、1日のうち1食は主食を抜くようにする。
※これは目標によります。Bさんの場合はこの方法になりました。
タンパク質・脂質を含むメインをしっかり食べることで、主食なしでも満足感が得られます。
②忙しい時にサッと食べられ、しかも高タンパクなメニューを作り置きしておく。
朝の主食を抜くとしても、
「メインを調理してる時間なんてないよ。」という方がほとんどだと思います。
そこで、日持ちするメニューの作り置きが役立ちます。
【忙しい朝におすすめ】
◆スープ
肉類、魚類、卵、きのこ類、葉物野菜などをたくさん入れて何日かで食べる。
◆ゆでササミ、ゆで卵、鶏ハム(こちらも数日は保存可能)
ささみはサラダと食べたり、鶏ハムはそのままでも美味しいです。
◆ギリシャヨーグルト、プロテイン
などです。
結果:
Bさまの場合、このように作り置きをうまく活用することで、朝食が改善され食事の調整がだいぶ楽になりました。
【重要】
糖質はその種類や取り方によっては、
血糖値の急上昇からの急降下を招き、
・眠気
・食べた後すぐに空腹
・動脈硬化から心血管疾患のリスク
に繋がりますので、朝菓子パンだけ。というような取り方には気をつけたいですね。
→先に食物繊維を含むサラダやタンパク質を摂ることで血糖値の上昇は緩やかになります。
なんとなく身体に良さそうな、グラノーラには気をつけて下さいね。結構糖質が多いです。