筋トレだけすれば、いいってもんじゃない

こんばんは。
大阪市阿倍野区にある女性専用パーソナルトレーニング
グレイスフル帝塚山トレーナーの金物谷です。
 

今日は動ける体をテーマに記事を書いていきます。
皆さんがトレーニングを頑張る目的としては、大きく分けて2つあると思います。

❶引き締めて体のラインを整えること。外見を目的としたもの。

❷体に不調がなく、体力がしっかりある。という健康を目的としたもの。

そして健康目的といっても、
高血圧や糖尿病などの生活習慣病を予防するという内科的なものと、

筋肉の衰え、関節の変形、骨粗鬆症などの運動機能の低下を予防するという整形的なものがあります。

ちなみに当店へお越しのお客様は、❷健康目的で、予防を意識されている方が多いように感じます。当店のコンセプトをご理解頂いているのは嬉しいです。

もちろん筋トレは両方の成果を得られます。健康を目指し、筋肉が増えれば体の引き締めも得られます。

そして今日のテーマは「動ける体」
これは、歳を重ねた時に起こる「運動機能の低下」を予防するのに非常に重要なことです。

何もしないまま歳を重ねると
「足が上がらず何もないところで転倒したり」
「変形により腰やひざが痛くて長時間立っていられなかったり、歩けなかったり。」

「動いてもすぐに息が上がってしまったり。」
あんまり良い例えじゃなくてすみません。
でも、事実です。

これらを予防するには、やっぱり若いうちから「自分の思い通りに動く体」を手に入れる必要があります。

動ける体というのを理解するのに、パフォーマンスピラミッドという考え方が役に立ちます。

これは、スポーツや日常動作で、理想的な動きをするのに、必要なものを3段階にして説明したものです。

ちなみに理想的な動きとは、動きに無駄がなかったり、関節や筋肉に負担が少なく、ケガをしにくいものと思って下さい。

下からムーブメント・パフォーマンス・スキルになります。言葉はややこしいので無視して下さい。

わかりやすいのはスポーツ。テニスをされているお客様が多いのでテニスで例えると、

スキルが、サーブやボレーなどテニスの技術全般。

パフォーマンスが、筋力、瞬発力、敏捷性、持久力など

ムーブメントが、関節の可動域・柔軟性、体幹の安定性、体の各部位の連動、姿勢など

形をみて頂くと分かるように、下の土台が大きく、その上に2段乗った状態です。
これは、ムーブメントが不十分(土台が小さい状態)では、その上のパフォーマンスやスキルをいくら磨いたところでピラミッドは大きくはならず、理想の動きにはならないということを意味します。

パフォーマンスピラミッドは日常動作でも同じです。スキルが「歩く」や「走る」「階段を昇る」などに変わるだけです。

例えば、
歩く練習を重ねても筋力が弱いと正しくは歩けません。正しい歩き方が分かっていてもそれを実行する力がないからです。

そして、筋トレをすごく頑張って力がつきました。

でも、柔軟性がなく関節が必要なだけ動かなければ、力を十分に発揮できません。
 
このように、「歩く」という動作にしても、様々な機能が必要で土台が大切ということが分かると思います。
日常動作は毎日繰り返されます。体に負担の少ない動きを身につけることは、関節の負担を減らし変形を予防します。
 
 
一般的にパーソナルジムというと、ダイエット重視なので、筋トレばかりを行います。
 
でも、健康目的で将来を考えるなら、筋力はもちろんですが、それ以外の柔軟性や、体幹の安定性、姿勢などの要素も考えなければいけません。
ピラミッドを大きくし、動ける体を手に入れることは、健康寿命を延ばすことに繋がります。
 
当店は、体の機能面を考えたトレーニングを得意としています。僕が元々理学療法士というリハビリの仕事をしていたこともあり、そこは自信があります。
 
急に営業感出してすみません!笑
 
 
体がガチガチの状態で筋トレをしても、関節の動きが正しくでず、フォームは崩れてケガをしたり、目的の筋肉が鍛えられない、など効率も悪くなります。
 
「何年も運動なんてしてないよ」という50歳前後の方は、土台作りにもじっくり時間をかけて頂きたいなと思います。
 
 
 

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