こんばんは。
大阪市阿倍野区にある女性専門パーソナルトレーニングジム
graceful帝塚山 トレーナーの金物谷です。
「よしやってやる!!」とやる気満々に始めたダイエットや健康のための食事制限や筋トレ。でも数日したら「もういいか。」と甘いものを食べてゴロゴロしてしまっている。
「そろそろ始めるか。」と筋トレ方法やジムについて調べる。けど、「今は忙しいから時期をみてまた。」とずっと先延ばしにしてしまってる。
こんな経験ありませんか?
僕はめっちゃあります。朝が苦手なんですが、早起きをしようとやる気満々に目覚ましを5時半にセット!
そして、朝にはスヌーズにスヌーズを重ねる!
アラーム音の幻聴が聞こえるんじゃないかというくらい繰り返し聴いてました。
今日は新しいことを始めたい。習慣化したいけど「一歩踏み出せない。継続できない」という方のための記事です。
前回の記事の「続けられない」について、もっと根本的な所から説明してます。
新しいことを始められない・習慣が身につかないのはなぜ?
ダイエットや早起き、ウォーキングやストレッチなどの習慣化に失敗したことがある方、
続かなかったのは、自分の意志が弱いから。自分は根気がないから。と思ってませんか?
でも、それは意志の強さとはあまり関係ないんです。
恒常性(ホメオスタシス)という人間に本来備わっている機能が邪魔してしまうことがわかっています。結構有名な話なので聞いたことある人もいるかもしれません。
恒常性について
簡単に言うと、「周りの環境が変化しても、体の状態を一定に保とうとする機能」をいいます。中学か高校の生物の授業で習ってるかもしれませんね。
分かりやすい例で言うと体温。気温の変動(外部環境)があっても人の体温(内部環境)は一定に保たれます。※血圧や血糖値など他にもたくさんあります。
暑い時は発汗によって熱の放出を行い、寒い時は皮膚近くの血管を収縮させることにより熱を逃がさないようにします。
これは身体的なものですが、精神的なものもあります。
ヒトは新しいことを始めたり、知らない人と新たに関わる、新しい人間関係を作ることなどに不安を感じます。
今の状況が体にとって「安全」で、新しいなにかが「危険」と判断し、体は無意識に現状を維持しようとします。変わらないでおこうとします。
「うまくできないんじゃないか。続かなかったらどうしよう。恥ずかしい思いをするかも。」といった不安を感じ、そんな思いをするなら今のままの方が良いだろう。と精神の安定を図ろうとします。
これらが原因で、新しいことに中々チャレンジできず、始めてもすぐにやめてしまいます。
誰でも新しいことを始める前には不安になり、習慣化は邪魔されます。
これには、体を一定の状態に保とうとする機能「恒常性」が関係しています。
このことを知っているだけでも少し気が楽になりませんか?
なにか始めようとして不安になったら、思い出して下さい。
不安になるのは恒常性のせい。自分で環境を変える「チャレンジ」をしてるからだ!と。
それに、「不安に思ってたことが、行動を起こしてみると大したことなかった。」なんてことはよくあります。
知らないから不安になるんです。やってみると大したことないということに気付きます。
一度習慣化できると、習慣化した状態が普通になり、恒常性の働きにより継続がより簡単になります。
ちなみに僕の場合、早起きは継続できるようになりました。
最初は、早く寝るようにしたり、朝日が入るようにカーテンを開けておいたりと環境を変えていました。しばらく続けると起きるのが苦じゃなくなりました。
この記事をみて下さっている皆さんは、体を変えたいとお考えのことと思います。
始める前の不安、そして筋トレが続かないのは恒常性のせいです。それを乗り越えて継続できるようにお手伝いをさせて頂けたら幸いです。